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軽度認知障害を早期発見する血液検査

MCIスクリーニング検査とは

検査の仕組み

認知症の中でも一番多いアルツハイマー病。アルツハイマー病は、発症する20年近く前から原因物質である「アミロイドベータペプチド(Aβオリゴマー)」が脳内に少しずつ蓄積することで起こります。

アミロイドベータペプチドは、神経細胞にダメージを与え、記憶や認知機能を担うシナプスを障害すると言われています。これによって障害を受けたシナプスの状態が病気の進行に関係しており、現在では認知機能健常状態から順に、プレクリニカルAD、MCI due to AD、ADへと進行すると考えられています。

健常状態ではアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベータペプチドは、脳内から脊髄液を介して血液に排出されます。私たちの体にはこれが脳内に蓄積しないよう排除する仕組みなどが備わっており、この仕組みには脂質代謝に関連する「アポリポタンパク質」や免疫機能の「補体タンパク質」が関係しています。

MCIスクリーニング検査は、3つのタンパク質の量とその数学的な解析によりMCIのリスクを判定します。

MCIスクリーニング検査は、アルツハイマー病とMCIで血液濃度が変化する3つのタンパク質マーカーを組み合わせ、統計的手法で認知機能障害への程度を推定するものです。この3つのタンパク質は、アミロイドベータペプチドを脳内から排除し、その毒性を弱める仕組みに関わっており、アルツハイマー病やMCIの患者はその数値が低下します。これらタンパク質の機能の低下は、結果的に認知機能障害につながると考えられます。

検査の特徴・ポイント

簡単な血液検査

1回10cc程度の採血による簡単な検査です。大がかりな医療機器での検査は必要ありません。

早期発見に貢献

自覚症状がない段階でも血液を調べることで、いち早くMCIの兆候を発見できます。早期発見することで、日常生活の中で予防することができます。

筑波大学発のベンチャー企業が開発

MCIスクリーニング検査は、筑波大学准教授である内田和彦が代表を務める株式会社MCBIと、認知症研究の第一人者として知られる朝田隆教授(筑波大学教授)との共同開発の成果です。7割以上の高い感度があり 、スクリーニング検査としてとても効果的です。

自費診療

本検査は、健康保険適用外ですので、自費診療です。

検査の費用

MCIスクリーニング検査 27500円(税込)

APOE検査 15,000円

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